書籍紹介

「僕が夫に出会うまで」七崎良輔

自分の性的指向を認めたとき、自らを、友人や家族と堂々と肩を並べてはいけない、蔑まれるべき人間なのだと感じました。
自分が誰かを愛することは、その相手ばかりではなく自分をもこんなに傷つけてしまうことなのか。誰かに相談することも許されなか、自分はこのまま生きていていいのだろうか。生きたとしても、ずっと一人だ。この人生に価値はあるのか。
そんな当時の葛藤や想いをひたすら正直に綴ったのがこのエッセイ『僕が夫に出会うまで』です。当事者の経験や感じた想いを伝えていくことが、社会を動かす力になると信じて、私の物語をここに綴りました。
そして、私の物語はきっとこれからも続いていくのだと思います。

単行本 僕が夫に出会うまで

単行本 僕が夫に出会うまで『僕が夫に出会うまで』 七崎良輔著 文藝春秋

2015年、築地本願寺ではじめての「同性結婚式」を挙げた本人が、その半生を実際に振り返った、愛と青春、涙と笑いの感動ストーリー。
幼少期のいじめ、学生時代の初恋、失恋、抑えきれない嫉妬、そして友人、親へのカミングアウトーー。「普通じゃない」と言われ、人知れず苦しみつづけたセーラームーン好きの少年は、それでも懸命に自分と向き合い、明るく前のめりに光を求め、巡り会えたパートナーと、幸せを摑んだ。その道のりは、誰もが共感しうる「青春の蹉跌」「人生の喜怒哀楽」に満ちている。文藝春秋オンラインの連載でランキング上位を独占!

Amazonでみる

漫画版 僕が夫に出会うまで

漫画版「僕が夫に出会うまで」『僕が夫に出会うまで』 七崎良輔著 文藝春秋

4300万PVを突破し話題となった「文春オンライン」のノンフィクション連載がつきづきよしさんによりついに漫画化。もちぎさんも絶賛した、本当にあったBL(ボーイズラブ)の物語。
「七崎が女だったら、俺たち付き合ってたよな」
「男のお前とは付き合えない」と、はっきりと告げられた瞬間だった――。
学生時代の初恋、初めての出会い系サイト、好きな人とのドキドキの共同生活。
時につまづきながらも「運命の人」を求めて奔走する青年の、ほろ苦くも前向きなラブストーリー。
SNSで大反響を呼んだ、母親へのカミングアウトを描いた番外編も収録しています。

Amazonでみる

文庫本版 僕が夫に出会うまで

『僕が夫に出会うまで』 七崎良輔著 文春文庫

ホラン千秋さんの解説を収録した文庫版「僕が夫に出会うまで」。
――「女性が好き、男性が好き、両方好きといったことだけで、相手の人としての魅力が左右されることはない。本来、人と違うことは過度に矯正されるべきことではなく、むしろその人の個性とされるべきものだ。性的マイノリティだって個性である」
「もっと自分らしく生きていいんだよ――。七崎さんの言葉は明るくて、強い」――

幼い頃から「普通の男の子じゃない」と言われ、人知れず苦しみ続けた良輔。
いじめや中学での初めての恋、高校で好きになった彼の恋人への抑えきれない嫉妬、そして友人、親へのカミングアウト――。
明るく前のめりに光を求め続ける一人のゲイの物語。

Amazonでみる

PAGE TOP